A-PETシート市場/食品用途微増、非食品用途は高い伸び率が続く

摘要

A-PETシートは、2003年にOPSシートの需要量を抜いて以来、透明シートとして最も多い市場規模を形成している。 ただ、OPSシートも年々需要量を増加させており、これら2つの透明シートの競合は年々激しさを増している。 2005年の見込みとしてはA-PETシートが186,700トン、OPSシートが158,000トンと、A-PETシートが格差を拡大しているが、2006年はむしろA-PETシート需要の方が伸びは鈍化し、対してOPSシートの伸び率が高くなりそうな気配である。透明シート市場におけるこれら上位2シートの競合は今後も続く。 最近の傾向としては、A-PETシートの非食品分野での伸び率が高くなっている。 2003年で55,400トンと5万トン台に乗り、2004年59,800トンと大きく伸長した。 さらに2005年見込みとしても64,600トンと8％程度の増加が見込まれている。 非食品分野は、2006年も2005年とほぼ同等の伸びをみせるものと推定され、その結果2006年時点で70,000トンに達するとみられる。