メモリーカード市場--SDメモリーカード勢がリードをひろげる

摘要

メモリーカードとは、記憶媒体としてフラッシュメモリーを採用している、カード型の記憶装置である。 小型でしかもデータの読み書きには電力の消費が少ないため、主としてデジタルカメラやモバイル機器の記録メディアとして普及している。 社団法人日本記録メディア工業会（http：//www.jria.org/）の統計によると、メモリトーカードの市場は、2004年には約6，200万枚に達したものとみられる。 これは対前年比35％増の実績であった。 2005年には約6,500万枚（同5％増）と拡大する見込みである。 矢野経済研究所は、主要メモリーカードメーカーの実績（販売ベース）を調査し、2005年における市場規模は、約3，200億円に達するものと推定している。