海外力ーナビ市場

摘要

米国市場ではゼクセルが89年からナビ事業を始めたが、市場が立ち上がらず、結局撤退している千国内市場では、VICS的なインフラが整備される前に、アミューズメント的な要素が受けて市場が拡大した。 一方、米国市場では「自動車本来の機能」として安全がらみの需要が大きいため、カーナビによって必要な情報が得られる環境になければ普及しないという側面もあった。これは、基本的に欧州でも同じであり、最近までは広く普及することはなかった。それが、欧州では98年以降普及の兆しが見え、米国では2000年以降大きく伸びる可能性が出てきている。 国内では、「製品の機能面」で市販ナビが市場をリードし、純正はその動向を見ながら仕様を決めていくというスタイルになっているそれは、前述したように「自動車本来の機能」よりアミューズメント的な要素が受けてきたからであるが、欧米では、逆に純正が市場をリードし、それにともない市販需要が増加するといった形態になっている。 欧米ではインフラが整備されてきており、自動車メーカーが本格的なナビ搭載を推進しつつある。