社員の成長が会社の成長に

摘要

新卒から15年間勤めた東洋エンジニアリング（株）（TEC）を退社した翌日1982年10月1日，父が社長を務めていた綜研化学（株）に入社した。それまでの経験が活かせるとエンジニアリングの業務に携わったが，規模の違いは仕事の中身だけでなく，実体の違いとして現れた。TECで手がけた大企業向けの大型プラントとは違い，顧客はニッチな領域で，社運をかけた設備投資としてのプラント建設なのである。僅かな仕上がりの違いが経営を大きく揺るがす事態になりかねない。