乳がん診断に用いる乳房組織生検用医療機器の展望

摘要

国内で初めての乳房組織に対する吸引式組織生検用機器であるBiopsysマンモトーム~Rシステムがジョンソン·エンド·ジョンソン株式会社より1998年に販売された。この医療機器は、画像ガイド下吸引式乳房組織生検システムであり、マンモグラフイ（ST）、超音波（US）またはMRI下で使用される。2004年4月にST／US下での使用が保険収載され、その後、乳がん検診が普及されるとともにマンモトーム~Rの名称も定着してきた。現在ではマンモトーム~Rは多くの施設で使用されており、その有用性は高く評価されている。その後2012年にデヴイコア·メディカル·ジャパン株式会社がマンモトーム~Rの機器をジョンソン·エンド·ジョンソン株式会社から承継した。