口蹄疫と防疫体制畜産を守る「バイオセキュリティ戦略」の構築を急げ

摘要

宮崎県で発生した口蹄疫の被害拡大の軌跡をたどり、過去の発生時の対応と比較しつつ防疫体制の在り方を考える。宮崎県で発生したロ蹄疫は、4月20日に確認されてから7月5日までに、管理者が同一である関連農場を除いて、殺処分の対象農場は292例が確認された(図)。6月M日までに擬似患畜S万9293頭が埋却処分され、6月^日までにはワクチン接種家畜も含めてS万6 04 9頭が埋却処分された。この処分した家畜の規模は、世界の口蹄疫の感染史上4番目の規模のァゥトブレークとみられる。宮崎県で口蹄疫の感染が確認された後、多くの酪農家の口蹄疫に関する意見を傾聴する機会があった。