酪農との相互補完で增産につながるよう期待:新規参入やリタイア履で基盤強化ち

摘要

肉用牛価格の高値が続く中で、肥育素牛（もとうし)の増産が急務になっている。（公社) 日本食肉協議会専務の菊地令さんに農水省勤務時代、家畜改良や肉用牛増産に取り組 んできた経験を基に、増産に向けた課題や今後の肉用牛生産の展望を間いた。菊地価格上昇の背景にあるのは素牛数 の減少だ。子取り用雌牛の頭数は、最近のピークとなる2010年の68万4,000頭カ>ら 15年には58万頭と約10万頭減った。これに伴い黒毛和種の子牛価格も10年当 時の約40万円から上昇し、80万円に迫る 状況となった。