やるべきことを怠らずコッコッ築く 放牧酪農:就農10年、気持ちを新たに前進誓う

摘要

今年、就農10年を迎えた小林正弘(43) 、希久美さん(35)夫妻は、う れしい夏を迎えた。建築を進めていた念願の住宅が完成し、8月に旧住宅 から移り終えた。ログハウスの新居で今、二人は10年の時を振り返り、 思い描く牧場づくりに向けて気持ちを新たにしている。小林正弘さん、希久美さんがオホーツク 管内津別町の離農跡地で就農したのは2003年。前年にJAつべつの理事に現地を 案内され、牛舎と周辺に広がる牧草地を見 た正弘さんは「ここで酪農をする」思いを強 くした。「夫がすぐに『ここでやりたい』と 言ったのを今でも覚えています」と希久美 さん。二人の考えは「牛を飼うなら、広々 とした草地に牛を放して飼う放牧酪農」と 一致しており、「ここならそれができる」と、 一目で感じ取つた正弘さんだつた。