無線伝送式pHメータの開発とルーメンpHの連続測定

摘要

乳牛の亜急性ルーメンアシドーシス（SARA）は蹄葉炎、乾物摂取量の低下、低乳脂症候群、第四胃変位、潰瘍、第一胃炎および免疫抑制と関連のあることが指摘されている。従って、ルーメンpHの測定とモニターは臨床的に重要な課題となっている。今回、新たにルーメン内留置型、無線伝送式pHメータと受信ユニットからなるルーメン監視システムを開発し、pHと温度の連続測定を行い、種々の飼料給与条件下における日内変動を検討した。