土壌診断から見えてくる土壌の 実態とその活用

摘要

愛知経済連くみあい肥料工場にある土壌診断センターでは毎年7,000-8,000点の土壌診 断を実施しています。分析成分は主に化学性 8項目です（表1)。分析結果は愛知県農作 物の施肥基準に従って、土壌診断と施肥診断 処方箋を作成して農家に戻しています。直接 農家に渡す場合もありますが、地域の土壌実 態のデータをまとめた資料を作成したり、部 会の講習会や、勉強会を通じて、当該地域の 土壌分布、立地条件などを考慮した上での化 学性の実態、改善方法を理解してもらうよう 努力しています。なお、土壌診断はJA豊橋、 愛知みなみでも合わせて年3，000-4,000点実 施しています。ここでは、作目ごと、JAご との土壌成分の分布傾向や頻度分布図を作成 し講習会などで発表したものを紹介します。