道央車云換畑での後作緑肥ゃ密植、培土 、追肥 による大豆生産性向上技術

摘要

日本での大豆作付面積は平成24年度産で 13万UOOhaであり、そのうちの8割以上（11 万l，500ha)が転換畑での栽培です。北海道 においても作付面積のうち約6割が転換畑で の栽培で、自給率向上の観点からも、転換畑 での大豆の生産性向上がこれまで以上に求め られています。大豆は根粒菌による窒素固定 によって窒素を供給できることから、北海道 における窒素施肥量も基肥で1.5-2.0kg/10a1) と少なく、追肥を行う場合は根粒着生が不良 の場合を基本としています。そのため、大豆 の生産性向上のためには根粒の窒素固定能を 高めるような、通気性や透排水性の向上と いった、土壌物理性の改善が特に重要です。 しかしながら、転換畑は水稲栽培を目的とし た土壌管理が行われてきたため、畑土壌に比ベ細粒、粘質で土壌物理性が劣る場合が多い 現状です（表1)。