GRL：Gene Resource Locator-ヒト·マウスゲノム情報デ一タベ一ス一

摘要

GRLプロジェクトではヒト·マウスゲノムの構造に関する情報を2001年1月から公開しており，過去2年間にいろいろな機能を拡張した．具体的には（1）数多くのmRNA，ESTの配列がコードされているヒトおよびマウスゲノム上の位置を計算することで選択的スプライシングによる転写産物を列挙，（2）ポジショナルクローニングや疾患関連過伝子の推定のために，STSやSNPのゲノム中での位置情報を表示，（3）過伝子を観測するために各遺伝子配列が発現しているヒト臓器の情報も提供，（4）長さ20から100，000塩基の配列を動的にゲノム上に写像するサービス，（5）オリゴマーなど短い配列のゲノム中での出現頻度を表示しプライマー·オリゴマーの選択に役立てるサービス，などである．