自己発熱機能をもっ固体型CO_2吸収材の実際の作製方法，その構造とそのCO_2吸収挙動

摘要

ここ最近（東日本大震災後），マスコミではあまり語られなかったCO_2排出量にっいて，今年(2014年)の11月にIPCC（気候変動に関する政府間パネル）は，これまでのおょびこれからのCO_2排出総量にっいて悲観的な報告を行った.その発表では排出量の低減が具体的な値として示された.しかしながら，現時点での再生可能エネルギ一の開発進歩状況と変換効率が高くなく，同時にCO_2排出量増加の主な原因が現在稼働中の発電所，製鉄所や自動車にあるという事実を考慮すると，その排出量を今後もすぐに劇的に減少させることはかなり難しいと考えられる.実際には，これまでCO_2分離?回収技術にっいて多くの研究がなされてきた~(1~12))が，今現時点での状況を考慮すると，これから先もさらに， CO_2の分離?回収技術に関する研究は行われなければならないと予想される.