屋久島の森林と林業生産

摘要

2004年鹿西日本林業経済研究会（以下屋久島研究会と略す）は、7月9日から11日の2泊3日で鵬児島大学が担当して実施した。 テーマは、「屋久島の森林と林業生敵lに設定し、屋久島現地において開催した。 巌久鳥研究会には、西日本のメンバーだけでなく、東日本地域からの参加もあった。 屋久島研究会の開催趣旨は以下のとおりに設定した。 屋久島は、世界遺産条約に基づく甘黙過塵として1993年にユネスコによって登録された。 若い研究者や学生がイメージする屋久島は、自然塩かな島、原生的な森林が残されている島と考えられている。 しかし、林にん－」い二．「，掛経業とって屋久島は、森林所有、国有林経営、公社造林、森林開発と保護という視点から研光で取り上げられ、近年になってから森林レクリエーション利用が注目されたのに過ぎない。 そこで、屋久島研究会では、国有林経常等からの報告を受けて、屋久島の森林開発の歴史を外観し、日本における林業生産活動を再確認すること、学生を中心に地域調査能力向＿上のための聞き取り調査ワークショップを行うことにした。 開催西谷は、初二ヨ（9日）に屋久島に集合し、林野庁屋久島森林管理署および尾久11．屋久杉自然館において屋久島の概況を聞いた後、小グループに別れて国有林で従事されていた作業員の方々、集落ごとに組織されている共有林組合の責任者の方々に聞き取り調査を行った。2日目（10日）は、シンポジュウム「屋久島の森林と林業生産」と越して、午前小に3本の報告「国有林経常の推移と変遷」（林野庁屋久島森林管理署署長安室氏）、「公社造林の推移と変遷」（腕児島森林整備公社満添氏）、「屋久島の林米生産と研究」（鹿児島大学牧田）を行い、午後から初日に行った調査結果を参加者より行ってもらい総合討論を行った。 3日日（12日）は、自然休養林等の見学を実施した。