東アジア指導者が抱いた日本像:日韓併合と満州事変後の中韓指導者の言動から韓国(朝鮮)指導者の日本像、東アジアの指導者から学ぶ

摘要

李承晩は、1875年、38度線のすぐ北、開城郊外平山で朝鮮王家に連なる特権階級に属する零落した両班の家に生まれた。科挙を目指し儒学を勉強していたが、1894年に科挙が廃止されたため、アメリ力人宣教師が設立したミッションスク一ルヘ入学し英語の学習に転向、同時にキリスト教に親しむことになった。