プラスチック業界における配合装置ロスイン方式から超微小流量粉体流量計の開発へ

摘要

プラスチック業界の代表的市場として射出成形業界と押出成形業界がある。射出成形とはプラスチックを溶融して金型に注入し、金型から1回ごとに成形品を得るもので、代表的な成形品としてDVD、CDなどのディスクや導光板（液晶パネルに使用されるもの）、家電製品や自動車の部品、雑貨品などに広く利用されている。一方押出成形とは溶融したプラスチックをダイから連続的に押出し成形するもので、繊維、パイプ、シートなどに利用される。汎用製品は海外に次々移転され、日本市場では生き残りをかけたコストダウンの追及と高機能化された成形品を生み出していく2つの流れがある。このため、日本市場では今まで添加剤などを事前に配合したマスターバッチを利用していたのが、コストダウンのため、自社で成形材料を配合し、または成形材料に高機能化素材均一に且つ配合比を一定に配合する装置の要求がある。