VEC、中原会長『原料価格高騰、徹底的なデフレ改善を』

摘要

塩ビ工業·環境協会（VEC）は十六日、一月のPVC（塩ビ樹脂）およびVCM（塩ビモノマー）の需給実績を発表した。一月の内需は前年同月比七％増の八万八千tと六カ月連続でプラス成長した。用途別にみると、硬質用七％増の五万t、軟質用九％増の二万二千t、電線·その他二％増の一万六千tと各用途で前年同月を上回る水準となった。宮島正紀副会長（信越化学工業取締役）は『住宅着工件数の増加から若干の回復傾向が見られている』としながらも、『ただ、原燃料価格の高騰は塩ビメーカーにとつて大きな問題であり、いかにスピーディーに価格転嫁を進めていくかが今後の課題となっている』と事業環境の現状について語った。