新日石、LCPコンパウンド新設備、稼働率上昇に注力

摘要

新日本石油は先月から液晶ポリマー（LCP）コンパウンド第四系列（年産一千二百t）の商業運転を開始したが、高付加価値·先端分野での展開を強化し稼働率を上昇させていく方針だ。同社のLCP重合能力は六百t。一方、自社コンパウンド能力は第四系列の稼働により四千tへと強化した。電気·電子製品の軽量·小型化に伴い、素材のさらなる耐熱性などが要求され、LCPはその特長を生かし需要を急速に拡大してきた。