我が人生の歩み-ロバート·カーンの回想（12）編集と執筆（その2）

摘要

私が立ち上げた最後の学術誌にふれてこの関係の話の締めくくりとしよう。 1992年，明るい目をした委託編集者がやってきたとき，新しい雑誌の刊行を提案した。 私が好きなタイプの合金である金属化合物（2積またはそれ以上の金属からなる化合物）を対象とする雑誌である。 この雑誌『Intermetallics』（写真1）はロンドンの小さな出版社が発行した。 この会社はまもなくエルゼビアに吸収された。私が委員長を務め，アメリカ·日本·ドイツにも編集者がいる。 10巻を発行し終えた2003年にこの重責あるポストを辞することにした。 年をとってエネルギーがなくなってきたからだが，雑誌自体は新しい編集者のもとで元気一杯である。