揮発性有機化合物の規制：水素炎イオン化形揮発性有機化合物分析計＜VOC抑制規制を強力にサポート＞

摘要

今回の改正では、VOCの測定機器として水素炎イオン化形分析計（以後FID計と記述する）と非分散型赤外線分析計（NDIR計）の2種類の方法による機種が選定された。 これらの機種にはメリット·デメリットがある。 FID法はそれぞれの成分での相対感度がまちまちであり、その点ではNDIR法のほうが正確に測定できるが、NDIR法は燃焼したガスが測定できずFID法はそれらのガスも測定できるため、すべてのVOCガスが測定できるというメリットにより、現状は市場動向としてはFID法のほうが先行している。 弊社もFID法によるVOC測定機器であるVMS-1000Fを開発し、市場に投入した。本冊子ではこの水素炎イオン化形揮発性有機化合物分析計VMS-1000Fの特長等について紹介する（第1図）。