ランニングコストの最小化を追求した吸引式空気輸送装置

摘要

ここしばらく環境保全の観点やIS014000シリーズの普及により，生産工場では環境重視の設備構築が求められている。 またイニシャルコストだけではなく，ランニングコストまで考慮した設備の導入を希望する顧客も増えている。 それに対し，小型吸引式空気輸送装置の分野では，吸引ユニットに工ヅェクターポンプを使用している装置が多く，多量のコンプレッサエアが必要で，ランニングコストがかかり過ぎる問題があった。 また代わりに一般的なブロワを使用した場合，風量が大きいが，吸引圧が低く，このような輸送方式には不向きである。 ここで紹介する「トーヨーファインアスペックV型」（以下AspecV）はコンパクトでランニングコストを最小限に抑えた吸引式空気輸送装置であり，最近の顧客ニーズに適した商品となっている。