「管理標準」の作り方講座：［第7回］受変電設備（その1）

摘要

本稿では「工場·事業場判断基準」のうち，「5-2抵抗等による電気の損失の防止」について，7月号，8月号の2回に分けて解説する。 対象となるのは「受変電設備」が中心である。受変電設備を現場で管理されるのは電気主任技術者であり，エネルギー管理者と兼任されている場合が多いようである。受変電設備の管理標準作成にあたっては電気主任技術者の参画が望まれる。 管理標準は「エネルギーの使用の合理化」が「見える」ための「管理の指標」を示すものと考える。判断基準が要求する「省エネ」とは何かを熟慮し，「見える管理標準」の作成に努められたい。