ニユーファインケミカル－ファイシケミカルスの新しい胎動－

摘要

ファインケミカルという言葉がわが国に定着して40年以上が経過した。 しかし、15年ほど前より異変が生じ、特定分野を除いて停滞または下降線をたどるようになってきている。 その背景としては、ファインケミカルの国内ユーザー産業の成長が鈍化したこと（飽和状態）とともに、環境対策などの経費負担の増大、「化審法」対応、開発経費の増大などがある。 加えて中国、インド勢の急成長によりますます競争力を減退させたためと考えられる。