農業環境技術研、生分解性プラスチックを分解する酵素の大量生産に成功

摘要

農業環境技術研究所は微生物から高濃度の分解酵素液を連続生産する技術を開発した。2011年11月25日の発表によると、この酵素液を農地に張った生プラ製のマルチフイルム（この研究で用いたPBSとPBSAは昭和電工株式会社からの提供）の表面に散布すると、急速に劣化し、半日程度で、穴が数カ所も開くほどに分解した。使用期間の短いプラスチック製品や農業、土木、医療など使用後に回収が困難な用途の製品では、回収する労力とゴミの量を減らす目的で、生プラが使われ始めている。