プラスチック開発海外情報（47）有望視される最新射出成形応用技術

摘要

射出成形技術は，主として熱可塑性樹脂の成形加工方法として古くから利用されてきたが，その基本的な技術は変わっていない。しかし，その応用技術はCo-Injection MoldingやStructural Foam Moldingなど比較的初期から応用されたものに加えて，Gas Assist MoldingやWater Assist Molding，あるいはMucell Processなど，射出成形を応用した数多くの改良成形技術が開発されている。 Battenfeld of America Inc.のJuergen Ehritt氏は，これらの射出成形応用技術のうち,将来有望な技術として，Co－Injection，Mucell Process，Gas Assist Molding，Water Assist Moldingを取り上げ，SPIのStructural Plastics 2001 Conferenceで，その技術の詳細と応用例を紹介した論文を発表し，Best Paper Runner－Up Awardsを受賞している。