二軸同方向回転完全噛合セルフワイピング型スクリュー－SMAPスクリューの開発とその基本特性第1回　SMAPスクリューの特徴、高度混錬特性の概要と開発の歴史

摘要

プラスチック加工機械生産額は、最高を記録した2006年の2,525億円に対し、2012年は1,833億円と約73％であった。製品メーカーおよび機械メーカーの海外生産、先進国メーカーとの競争激化、後進国の台頭などの要因で国内生産量は大きな伸びが期待できそうにないといわれている。加工機全体に占める押出機の構成比は20％で射出成形機の73％に比べ市場はさらに小さい。しかし、わが国の押出機·押出技術は世界の最先端を行き、IT、情報、通信、光学関連に使用されるフイルムやシート専用機は高性能、高機能である。またカーボンナノチューブなどのナノ材料の複合化、バイオプラスチックの研究開発、製造に押出機が重要な役割を果たしている。