2005年宮城県における斑点米カメムシ類の発生状況と防除

摘要

宮城県における水稲の作付面積は約8万haであり、また米の産出額は約1，000億円で農業産出額の約5割を占める。 2005年の稲作の作況指数は「101」と平年並みであるが、品質については白未熟粒と並んで斑点米カメムシ類による被害の多発により、1等米比率71．5％と東北地方で最も低い。 したがって、生産現場における斑点米カメムシ類による被害は深刻な問題となっており、効果の高い薬剤防除技術や発生源の管理技術の確立など緊急的な対策が求められている。