食品分野における情報制御システムの展開

摘要

食品分野では生産拠点の統合や生産効率化が進んでいる。 生産システムとして，生産設備の効率化·安定化，安全な食品製造に対するHACCP対応（危害分析·重要管理点），環境·省エネ対応，さらに，調達·生産·物流·販売の全体最適化を図る情報システムが必要である（図1）。 一方製造現場である工場には以下に示す課題がある。 ·品質保証レベルの向上（安定操業の某現）·製造技術/ノウハウの共有化·蓄積·キャッシュフロー改善·セキュリティの強化·省エネルギー化の推進これらの要求に対応するため，自動化,IT化により，生産設備の監視制御システムと製造管理·エネルギー管理などの情報·管理システムを融合した情報制御システムの構築が必要となってきている。 本稿では富士電機の食品分野向け情報制御システムの概要,取り組みについて紹介する。