生産フロセスの安定化のための雷サージ対策：最新,避雷器製品情報－JIS対応低圧電源回路用,制御·信号回線用SPDの機能と現場適用

摘要

近年，JIS A 4201-1992「建築物等の避雷設備」（前JISと呼ぶ）がIEC 61024-1:1990に整合して改正され，JIS A 4201:2003「建築物等の雷保護」（現JISと呼ぶ）として制定された。 これら2者の大きな違いが何かというと，規格の「性格」に違いがある。 前JISは「仕様」を規定している規格であり，避雷設備構造の各部の仕様および寸法を定め，建築物の保護のみを対象としており，どちらかというと「～せねばならない！ 」規格と言える。 一方，現JISは「性能」を規定している規格であり，建築物ならびに建築物内部の人間をも対象とする雷保護システムの規格とされ，「外部雷保護」と「内部雷保護」に区分して具体的な対応や目的に相応する個々の性能を関係者の責任で選択することを原則とした規格であり，どちらかというと「～としたほうがいいですよ！ 」規格と言える。