流量計測·制御·操作～さらなる改善と最新ソリューション Section 2 べンダ編－流量計·コントロールバルブ/ポジショナのべンダシーズ：流体状態に応じてUVP法と伝搬時間差法が切り替わるハイブリッド超音波流量計

摘要

今回，世界に先駆けてUVP法と伝搬時間差法を組み合わせた工業用のハイブリッド超音波流量計を製品化した。 本流量計により，2測線測定による直管条件の緩和や，従来伝搬時間差法により安定計測が困難であった用途，例えば多量の気泡を含んだ水道水，異物を含んだ排水への適用や，高粘性の塗料の計測などより広いアプリケーションへの適用が期待できる。 また，時間や流量により気泡や異物の混入量が変化するような流体にも測定方式を自動切り換えして適用可能である。 さらに，流速分布がリアルタイムに測定できることから，設備診断やメンテナンスツールへの応用も考えられる。今後はフィールドでの適用事例を増やしていく中で更に改良を重ね，洗練された製品に仕上げて行くと共に，UVP法の技術を核とした製品開発を行っていく考えである。