ピルの快適性と省エネを両立させ安全·安心を支えるスマートBEMS

摘要

東芝が，最先端の環境配慮型オフィスビルとして神奈川県川崎市に開所した“スマートコミュニティセンター”では，当社独自の制御技術を駆使したBEMS（Building Energy Management System）により空調設備や，無明設備，エレベーター設備などのビル設備を最適制御することで省エネのいっそうの向上を目指した。これを実現するため当社は，ビルの平常運用時の快適性と省エネ，及び災害など非常時の安全·安心を提供するスマートBEMSを開発してスマートコミュニティセンターへ適用した。通常のBEMSに“モデルベース最適空調制御機能”，“画像センサ応用空調·照明·エレベーター制御機能”，“ピークカット·ピークシフト機能”，及び“BCP（Business Continuity Plan：事業継続計画）対応機能”の四つの機能をパッケージとして追加することで，ビル全体の消費エネルギー11％削減と，停電発生時の3日間の電源供給を実現する。