辻製油が健食，化粧品分野に本格参入レシチンに続きセラミド，コラーゲンも開発

摘要

コーン油，レシチンのトップメーカーである辻製油が新たにコーンセラミドなどを開発，新製品を発表した。 辻製油は9月7日，東京·大手町の経団連会館において記者会見を開催，同社の新たな機能性事業展開について発表した。 辻保彦社長は冒頭の挨拶で，「コーン油とキャノーラ油を年間9万トン生産し，油粕とその他の商品は合わせて12万トンを生産している。 レシチン事業は昭和43年に研究開発を開始した。 食油の副産物から有効なものを探したところレシチンが見つかり，抽出·発酵の技術を磨いた。 日本はもとより世界でも有数の技術を待った企業として評価されている。当社は美と健康への貢献を目的に高機能素材の開発を模索してきた。 その成果として今回，コーンセラミド，フィッシュコラーゲン，高機能レシチンの製品化を実現した」と語った。 また「平成18年までの中期経営計画で，160億円の売り上げを210億円に伸ばすことを目標にしている。現在は中核を占めている製油事業に今後の拡大を期待できず，高機能品を50～60億円の売り上げまで持って行くことで実現したい」との計画を明らかにした。