常磐沖ガス田でCO2貯留FS日本CCS調査がNEDOから受託

摘要

地球温暖化対策の切り札であるCO2の地中貯留（CCS）事業に取り組むため5月末に石油元売5社、石油開発会社2社を含む24企業が共同出資して設立した日本CCS調査（1369号参照）は、第一弾として福島県いわき市の石炭火力発電所から排出されるCO2を福島県沖合にある枯渇した海洋ガス田に貯留するフィージビリティ·スタディ（事業化事前検討－FS）を実施する。 独立行政法人新エネルギー·産業技術開発機構（NEDO）の公募する研究開発委託調査事業「革新的ゼロエミッション石炭ガス化発電プロジェクト」のうち、「発電からCO2貯留に至るトータルシステムのフィージビリティ·スタディ」を受託したもので、本年度の事業として取り組む。