エネルギーに土壇場の選択長期エネ需給見通し改定に環境制約

摘要

長期エネルギー需給見通しの改定作業が4月26日から始まった。 総合資源エネルギー調査会需給部会が来春まではば1年間をかけて2010年と2030年の短期と長期のエネルギー需給見通しの改定に取り組む（前号参照）。 前回の見通し策定時の2005年3月から2年余、京都議定書第1約束期間入りを来年に控えて環境制約を避けては通れず、原油価格高騰やエネルギー情勢の構造変化により資源制約もこれまでになく強まっているからである。