30年の原発割合を軸に3つの選択肢エネ環会議、国民議論で1つに絞込み

摘要

政府は29日、エネルギー·環境会議を開き、原発依存度を軸とした3つの選択肢をまとめ、今後、討論型世論調査などの国民議論を経て、最終的に1つの果に絞ることを決めた。8月にまとめる革新的エネルギー·環境戦略をふまえてエネルギー基本計画を策定する見通し。原発事故に対する厳しい世論をふまえ、新たなエネルギー政策は国民の意見を反映させることにカを入れるが、脱原発を実現するケースではコスト高や電気料金の値上げばかりが強調され、倫理的側面などが欠けるほか、核燃料サイクルの是非も盛り込まれないなど、判断材料が偏っているとの見方も出ている。