環境税導入に断固反対訴える渡石連会長／中川経産相と会談

摘要

渡石油連盟会長は15日経度省を訪れ、中川経済産業相と会談し、CO_2削減を目的とする消費抑制効果や財源確保などの点について環境税の導入には疑問点が多いとし、環境税導入に断固反対する姿勢を改めて示した。渡会長は、同日午前10時15分に中川経産相と会い、環境税導入について断固反対するとの考えを改めて示した。 具体的には、①環境税導入による消費抑制·CO_2削減については、最近の原油価格上昇にともなうガソリン小売価格の上昇にもかかわらずガソリン消費は伸びているため、効果がない、②財源論についても、すでに五兆六、〇〇〇億円にのぼる石油諸税があることに加え、石油石炭税のうち二、五〇〇億円は環境対策予算に向けられており、環境税を原資とする財源は必要ない、③近い将来予想される消費税増税に関連し、石油産業界はすでに石油諸税に消費税がタックスオンタックスされており、一この税体系の見直しが先決である－などの考えを示した。