元売値下げ水準以上の下落地域も首都圏セルフ看板130円を挟み攻防

摘要

東京など首都圏におけるレギュラーガソリンのセルフSS看板表示は、地域により異なるものの、5月束に比べおおむね2～6円程度下落しており、多くの地域で130円を挟んだ攻防が続いている。石油元売各社は6月1日から新々仕切価格体系を導入した一部元売を含め、6月のガソリンの仕切価格（元売によって指標や通知日が異なる）は累計で最大6円程度値下げしているものとみられるが、一部地域では元売各社の値下げ水準以上に市況が下落するなど過去の未達分や厳しい経営職境を踏まえると石油販売業者の収益への影響が懸念される状況にある。