オンボード上のFPGAでリアルタイム性を追求！C言語で開発可能なFPGA搭載フレームグラバ「MatroxRadientシリーズ」

摘要

通常、マシンビジョンにおける処理フローは、1.カメラ入力、2．画像処理、3．結果出力で構成され、特に、2．画像処理は、マシンビジョンの処理の中心であり、この領域の性能の善し悪しは、システム全体の性能に大きく影響を与える。特に、Matrox社では、前述の処理フローの2．画像処理は、①前処理（決まった一連の画像処理）、②一般画像処理、③解析·認識の3つに分類している。もちろん、汎用的に利用できる“CPU”も進化していないわけではなく、SSE、AVXに代表されるマルチメディア高速化命令やそれらを複数配備したマルチコア化など進化し続けている。しかし、実際は根本的な汎用性が足かせとなり、処理内容によってはその他の処理エンジンの方が圧倒的高速性を示す場合がある。その中で注目を集めているのは、本稿の主超である“FPGA”である（図2）。