森林総合研究所（東北支所）、松くい虫被害対策、'不織布と微生物農薬'の効果で病原菌を運ぶ'カミキリ'に高確率の駆除効果、シャットアウト作戦に挑む

摘要

"微細な穴が数多くあって、カビを培養する養分を長く保持できる不織布の特性"に着目したことで研究は大きく前進した。 森林総合研究所·東北支所（盛岡市）の後藤忠男·生物被害研究グループ長らは「カビ、ボーベリア菌を"厚さ5mm"の"不織布上に培養"、松に巻きつけるだけで、カミキリがその上を歩いてカビに感染すると、カミキリの体中が真っ白に覆われて動きが鈍り、80％が1週間以内に死ぬ」との非常に興味のある研究結果を発表、さらに研究を進めて2～3年後の実用化を目指す。