耐硫酸モルタル防食工法用防食被覆材の開発:U－アシテクトT

摘要

現在，日本の下水道施設は，人々の生活や企業の経済活動に欠かせない社会資本であり，その普及率は75％を超える水準まで到達しており，日本列島の「静脈」として大きな役割を担っている。一方，これらの下水道施設の多くは，昭和50年代後半から60年代に整備された施設であるため，整備以来30年程度が経過し，老朽化が進んだ施設が年々増加しているのが現状である。