王子移転30周年で記念講演会／セメ協研究所

摘要

セメント協会は1月21日，東京都北区の研究所で第47回研究所講演会を開催した。今回は同協会研究所が1980年に都内港区赤坂から，現在地に移転後，30周年を経たことを記念する企画で開催。講演として，研究所活動の主要な一角をなす標準化と，コンクリート舗装推進に向けた取り組みにスポットをあてた二件の報告［①「セメント関連の標準化に関する活動」セメント協会研究所安斎浩幸セメント品質保証グループリーダー，②「研究所が取り組んできたコンクリート舗装」同所佐藤智泰コンクリート研究グループリーダー］と，1988年に同所から東京都立大学（現·首都大学東京）に移られ，主として土木コンクリートの配合設計，締固めやコンクリート製品技術の研究に研鎖を積まれてきた國府勝郎名誉教授による記念講演「コンクリート材料の粒度分布と配合設計－40年の経験から」が行われた。