参照触媒ジルコニアを利用した硫酸化ジルコニアのキャラクタリゼーションとモデル反応

摘要

硫酸化ジルコニアは，1980年に日野と荒田により報告されて以来，固体超強酸として数々の基礎·応用研究が盛んに行われている．研究内容は，より高活性な超強酸の合成法，アルキル化·アシル化などの酸触媒反応への応用，反応性の低いメタンを含むアルカンの活性化などの他，環境浄化·エネルギー変換·選択合成などに対して，多くの研究者により活発に展開されている．また，アルカン異性化や有機合成用触媒としてプロセスの実用化も進められている．