訪問販売の電化切替業者、関東進出で次々支店開設－LPガス切替えと違い「マスメディア広告」利用で電化イメージアップー

摘要

埼玉、神奈川、東京など訪問販売による電化切替がここにきて活発化していることは噂になっていたが、3月、LPガス関係団体にもその具体的事例が報告され、"いよいよ関東地区でも電化切替が本格化か"と地域ガス業界に衝撃が走った。既築住宅の電化切替は、そもそも平成8年福岡に設立された「電化システム㈱」「電化システム施工サービス㈱」などの訪問販売が活発になり、北九州地区の都市部で本格化したことに始まるといわれている。 以後、15年には「給湯システム㈱」が同地に誕生し、3社は「ライフネットワークグループ」としてTVCM、球場·新幹線駅での大型広告、訪問販売といった多面的な活動により勢力を九州各地にまで拡大し、更に広島、兵庫、大阪、名古屋と順に北上していったと見られている。 先の報告案件も同グループの切替によるもので、今後どのような切替手法で関東地区でも活動範囲を拡大していくのか、実際に被害報告を集積·分析してきた九州地区のガス事業者等から話を聞いた。