暫定税率の現行水準を維持－名前を変えて課税措置が続く－

摘要

鳩山総理は、ガソリンなどの暫定税率を廃止するが、現行水準の税収を維持することを決めた。同じく子供手当ての所得制限を設けないことも決めた。この2点が決まったことで来年度の税制大綱の策定、予算編成が年内に行なわれることになる。暫定税率の廃止は、ガソリンが25円／リツトル、軽油が17円の値下げとなるため石油業界では増販につながるとし、民主党の政策に賛成していた。しかし、財源不足を理由に小沢幹事長が暫定税率の維持を政府に要望、これを鳩山総理が受け入れたことになる。