開眼·開眼およびスプリント装着が重心動揺に及ぼす影響について

摘要

本研究は，開眼·開眼およびスプリント装着が重心動揺に及ぼす影響について明らかにすることを目的とする·健常有歯顎者5名について，視覚的因子および下顎位との関連について検討するため，開眼憫眼時における呟頭軟合位とスプリント装着の重心動揺を測定した．また，スプリント装着時間に関しては，スプリント装着直後，5分経過後，ぉよび10分経過後とした．重心動揺の測定には，単位軌跡長と外周面積について重心動揺解析装置を用いて行った．その結果，重心動揺の単位軌跡長では，開眼·開眼の因子において有意差が認められた．一方，開眼時における校頭蕨合位とスプリント装着直後間に有意差が認められた．これらのことから，岐合が安定している健常有歯顎者を対象とした場合，視覚的因子である開眼欄眼は，スプリント装着に比較して重心動揺に大きく影響を及ぼすことが示唆された．