3種類の薬剤（散剤，錠剤および漢方薬）に服薬補助剤（オブラート フィルムとゼリータイプ）を使用したときの「飲みやすさ」の検討一薬剤師による評価の試み一

摘要

薬物治療に使用される製剤には経口剤を始めとして外 用剤，注射剤など多くの製剤が使用されている.しかし ながら，薬剤の薬剤特有の苦みや臭い，散剤が口中に拡がり不快感を与えること，粉でむせてしまうこと， 液体が飲み込みにくいあるいは錠剤が大きくて堠に引 つ掛かることなどの問題があり患者のノンコンプライァンス(Noncompliance服薬違反）の原因となっている.患 者が薬剤を服用するコンプライアンスは薬物療法におい て最も重要な因子であり，薬剤師にとって服薬指導におい て必要不可欠な1つでもある.