オペレーションサポートシステムにおける型決め開発の取り組みについて－OSS（Operation Support System）開発フレームワークの実現

摘要

近年，ネットワークの高機能·複雑化や開発の短納期化が進む中，弊社OSS製品は過去10数年のエンハンス開発によって規模が肥大化していた．このため，流用母体の調査·試験工数が増加，開発者に依存したスキルや実装方法の違いから，上流工程での標準化の不徹底等が生じ生産性や品質向上を阻害していた．弊社では「開発プロセス」·「業務処理」·「開発環境」の3つの型決めを実施するOSS開発フレームワークを構築し，ソフトウェアを独立性の高い小さなモジュール群の結合とすることで，不要となったモジュールを簡単に捨てられる保守しやすい構造への変革を試みた．実プロジェクトへの適用結果から型決め開発の有効性を実証することができた．