M内用療法の動向

摘要

核医学診断の分野では、FDG以外には長年にわたって新規放射性医薬品の参入がないことに加え、包括医療制度が大学病院等から一般総合病院に広がるにつれ、全体に検査件数低下傾向にある。 また、従来臨床医たちが核医学画像を重要視していた領域の情報が、核医学検査以外の手法により得られるようにシフトしてきているのが現状であると考える。 これらのため、核医学分野全体の活気に欠ける状況にあるというのは言い過ぎであろうか。