アムロジピンべシル酸塩口腔内崩壊錠（アムロジン~R0D錠）の使用を新たに開始した医師76名に対する使用動機に関する調査（追跡調査）

摘要

わが国の高血圧患者は約4000万人といわれ， その数は，増加の一途を迪つている。高血圧は加齢とともに増加することが知られており， 平成18年度の国民健康·栄養調査によれば， 60歳代の61%， 70歳代以上の72%が高血圧に罹患しているといわれていることから，超高齢社会を迎えたわが国では，今後さらなる患者数の増大が懸念されている。高血圧治療の目的は，脳·心血管系ィべントの発症抑制であり，2009年に改訂された『高血圧治療ガイドライン2009 (JSIK2009)でも， 「The Lower, The Better」の考えに基づき，厳格な降圧の重要性が示されている。ガイドラインでは，Ca拮抗薬，ARB, ACE阻害薬，利尿薬，