食道癌の最新の化学療法と期待される新薬

摘要

消化器癌では有名なFP療法であるが古典的な プロセスで普及したレジメンであるためdose設 定を検討するようなphase Iは存在せず検証的な 研究も少ない.海外の臨床試験や教科書では，今 でも5-FU l,000mg/m~2 Dayl?5 (4?5日間） + CDDP 100mg/m~2 Daylの4週毎投与が掲載さ れているしかし，このdoseでは毒性力s高いた めに，ほとんど採用されていない.むしろ70? 80%に減量して投与するのが一般的である.減量 や5-FUの投与日数（4日間か5日間）に関して は治療目的（補助療法あるいは緩和的）や併用す る治療（照射線量）によって使い分けていることを十分に理解しレジメンを選択する必要がある.